Yasu

The Second Phase

インチアップ


プリメーラのタイヤをインチアップしました。
インチアップは以前からやりたいと思っていたことでした。
純正タイヤ(左側の前輪)がパンク(修理済み)と若干偏摩耗、雨の際に走行が不安定だったため
インチアップに踏み切りました。
少しインチアップにのことについて話してみようと思っています。

プリメーラホイールの画像


純正サイズ   195/60/15

インチアップ後 205/50/16

インチアップとはタイヤの外径サイズをあまり変えないで、リム径を大きなサイズに交換することです。

インチアップをすると走りが引き締まります。
もう一つは、大きなホイールを履かせるため格好良くなることです。

走りが変わる

インチアップをして走りが変わる理由は、タイヤの剛性が上がるためです。
偏平率が小さなタイヤの方がサイドウォール(タイヤの側面)が薄くなり、
コーナでGがかかったときでもタイヤの変形が少なくなるためです。
また扁平が下がりタイヤの接地面が広くなったため、直進安定性が上がると思います。

ドレスアップ

これは説明するまでもないと思います。
車体に大きなホイールを履かせると視認性も良くなり車体の風格が出てきます。
国産車は外車に比べて比較的小さなホイール・タイヤを履かせています。
外車が格好良く見えるのはホイールとタイヤが一回り大きなものを履かせているのも一つだと思います。
(もちろん車が良い訳もありますが・・・)

ホイール

ホイールはBRIDGESTONEのオリジナルホイール
エルグランツです。
15インチから16インチへ1インチアップです。
2インチアップをする方も居ますが、走行していてバランスが崩れる話を聞いたことがあります。
1インチアップ程度ならばアライメント(タイヤ、ホイールとサスペンションのバランス)が大きくは崩れないと思います。
2インチアップした際にはアライメント調節をお勧めします。
せっかく履いたタイヤが偏摩耗が出やすくなります。


タイヤ

タイヤサイズはマッチングをお店の人と相談して205/50R16にしました。
215/50R16で入るかな・・・と考えていましたが、ボディーとの干渉の恐れがあるため
下のサイズをチョイスをしました。
銘柄はBRIDGESTONEのPOTENZA GIIIを選びました。




インチアップ後

まずは見た目。純正と比べて車体の見た目が格好良くなりました。
以前マーチでインチアップしていましたが、インチアップ後の走りは安定感が出てきました。
コーナーの際タイヤのしっかりと接地している点。
また、高速道路での安定感は前より格段に上がりました。



唯一の欠点

思った以上にロードノイズが発生していること。
インチアップしてタイヤが薄くなったのが原因ですが、POTENZA GIIIはロードノイズが大きいようです。
友達がミシュランのタイヤを履いてインチアップをしましたが、私の車よりロードノイズはしませんでした。


最近歳をとったと感じます。(笑)
静かな車が良いという傾向です。
この点はタイヤの交換を今後して改善したいと思っています。
BRIDGESTONEならばレグノですか・・・。



インチアップ後

ドレスアップもそうですが、安定的に車を走行させられると感じます。
インチアップ後の燃費ですが、個人的な実測では燃費の低下は見られません。
インチアップした友達にも燃費の質問をしましたが「変化はない」と話していました。

車検も速度メーターの誤差も7%前後ならば問題ないと言われています。
フェンダーからの張り出していなければ問題ないと思います。
しかし、タイヤの面圧が下がっていますので雪道での走行は若干気を付ける必要があります。

また車重の軽い車の場合は、ハイドロプレーニング現象が起こりやすくなります。
ハイドロプレーニング現象とは高速走行時にタイヤが水の上に乗り上げることによって
車がスキーのように滑走し、ブレーキもハンドルもきかなくなる現象をいいます。

タイヤの接地感が無くなった場合は慌てずに、しっかりとハンドルを握り、
アクセルを緩めてスピードを落とすようにして下さい。
あわてて、急ブレーキをかけたり、急ハンドルを切ったりすると、グリップが回復した際に
車体がスピンを起こしてしまいます

ハイドロプレーニング現象はタイヤの空気圧が減っている際に比較的発生しやすいようです。
インチアップしていなくても空気圧が規定通りに入っていることが日頃から気を付けていきたいものです。


インチアップした際にタイヤの空気圧を高めに設定することが大半です。
これはタイヤの厚さが減ったため、車体等の加重を支えるために空気圧を高めに設定します。




タイヤの寿命(ライフサイクル)ですが、接地面が増えていますので一点にかかる重さは軽減されると感じます。
しかし、ホイールとタイヤの重量増を考えるとバネ下(サスペンションにかかる加重)は重くなっていると感じます。
パワーがあまり無い車にて大きなタイヤを履かせると発進がもたつくことがあります。
この辺りは少し多めにアクセルを開けて、あとは慣性の力で任せて行くのがベストでしょう。


タイヤ一つにしても奧が深いですね。
最近はインチアップしている車も多く目に付きます。
改造車という言葉で片づけるのではなく、高速道でロングランをする人、山坂道へ行く人にはお勧めです。
インチアップをするのは車を安定的に走らせることに一役買っていると感じます。
自分の好みに車を味付けする。

こんな感じも車の一つの楽しみ方ではないでしょうか。

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