手持ちPCを効果的にスピードを上げる方法としてメモリ増設が挙げられます。
車でたとえると、ターボ車のマフラー交換・女性でたとえると装飾品を付けると言うような感じで、
比較的手軽に交換できるPCのパーツです。
効果的な増設方法
Win98・Meは128MBまで、Win2000は詰めるだけ!
Windows98及びMe(Millennium Edition)は128MB以上は増設しても体感差が出ません。
Windows98系のOSはメモリの使い方が下手です。
そのため128MBが限界だと言えます。
しかし、画像を加工する場合は多いほど作業効率が上がります。
もう一つのWindows2000はメモリを積めば積むほど良いと言われているOSです。
メモリのすべて(少し難しいけど、購入する際には是非読んでください)
PC100とPC133の違い
体感差は、ほとんど無し。
CPU及びベースクロックが100MHzであるならば、PC100のCL=2を選んだ方が良い。
PC133CL=2の製品は、ほとんどありません。
CL=2とは
CAS Latency(キャス レイテンシ)のこと。
メモリが動作をする上で速度を表すもの、数字が小さいほど性能が良い。
ECCの有無
ECC付きメモリとはエラー訂正機能を持ったものです。
このECC機能を使いたい場合は、PCの基板であるチップセットが対応していないと使えません。
値段的には、このメモリの方が2割増しほどの値段です。
カタログではパリティと表示されています。
ECCの有無は普通のPCでは体感できないので、ECCが無いメモリで十分です。
ちなみに、ほとんどのメーカ製PCではECC非対応になっています。
PCの速度
メモリ増設は上記にも書いたように、普通に使っている状態で
Win98系では128MB・Win2000では256MBが効果的な容量値です。
しかし、画像や動画を加工・編集する場合はそれ以上が求められます。
基本的にはメモリは1枚で構成する方が、同じ容量でも速度が速いです。
これには電気的な抵抗という理由が簡単な理由です。
実際は複数で構成されているかと思います。(私もそうです)
現状64MBPCでは、64MBを増設して128MBにするよりも
128MBを1枚増設して192MBにする方がPCの速度は速くなります。
つまり、64MB+64MB<64MB+128MB
の図式になります。
メモリでの相性問題
相性問題は、よくあると聞きます。
特にメーカ製PCでの不具合は多数報告されています。
相性の不具合は、既存のメモリと増設したメモリとの相互間相性問題。
やはり一番大きいのは基板的な問題です。
差し込みが不十分だったりする以外で相性問題が出た場合は、回避不可能だと考えてください。
一般的に安いメモリほど、相性問題が発生する確率が高くなります。
メーカ製PCを使われている方で、
お店で陳列されて箱に入ってないものは要注意です。
確かに同じメモリでも数千円は確実に安いです。
多少高くても箱に入っている製品をお勧めします。
自作PCの場合も同様ですが、メーカPCよりは出にくい傾向があります。
以上「メモリについて」でした。
利用している機種によっては、制限事項が盛り込まれている場合があります。
取扱説明書を読んだ上で、増設してください。