みなさんご存じのMP3について
ここではMP3の作成・再生を中心に書いてみようと思っています。
基準となるのは、Windows標準添付されている
Media Player6.0以降での再生可能にします。
また、再生時の音質は個々に装備されているサウンドカードの質により大きく左右されます。
結果的にはMP3が一歩リード
圧縮音楽は、それぞれのメーカから規格が提唱されています。
SONYからATRAC・マイクロソフトからWMA・NTTからTowinVQなど
数々のメーカから規格が乱立しています。
しかし、どの規格もそれぞれ良いところがあり
なかなか統一がなされていないのが現状です。
その中でもMP3が市場に普及している言えます。
MP3の基礎知識
MP3を作る作業をエンコードと言い、逆に再生するのはデコードと言います。
この二つの作業可能環境を持つことによってMP3を作成・再生可能になります。
WindowsOSでは標準装備されているMediaPlyerで再生は可能です。
Windows98 Second Edistion以降に発売されたOSでは問題なく再生されるはずです。
しかし、Windows95又は98初期型では、MediaPlyerのバージョンが古いため更新が必要です。
データの容量は約1分1MBです。たとえば、元になるものが音楽CDで、
PCに取り込んだ容量は、約1分10MBになります。
MP3にすることによって、約1/10に出来る計算です。
MP3作成について(音質重視です)
私がやっている音楽CDからMP3を作成する手順を書いてみようと思います。
やや音質重視です。
エンコードする場合は、CDを直接回してMP3を作るのでなく、
一度WAVEファイルに取り込んで変換しています。
この方が音質は良くなります。
出来たWAVEをMP3に変換します。
このときのビットレード(固定で192kbps)にします。
通常128kbpsですが音質が悪くなるので、このぐらいまで上げた方が良いでしょう。
可変ビットレードはMedia Playerが対応していないためか、曲の分数がズレます。
設定でステレオとJointステレオではステレオモードに設定してください。
これで通常のMP3音質よりだいぶ良くなるはずです。
今後のMP3
現状では新しい規格によってMP3の音質は他の規格よりも若干劣ると思います。
しかし、市場ではMP3が一番普及しています。
2001年の6月中旬にMP3の上位互換バージョンMP3PROが発表されました。
これによって既存のMP3データとは完全に相互互換がある規格が誕生しています。
新しい規格MP3PROについて
既存のMP3データと互換性を持っている新しい規格
少し技術的なことを書いてみようと思います。
現状のMP3規格の128Kbpsエンコーディングレートの音質を
MP3PROは64Kbpsエンコーディングレートで同等の音質が望めるようになっています。
完全互換の理由は、
MP3PROは圧縮する際、音声を二つの部分に分割してエンコードします。
一つは、既存のMP3の規格に沿った部分、
もう一つがMP3PROから新しく加わった部分です。
これが既存のデータ互換と保証される理由です。
言うまでもなく、MP3PROデータを再生する場合は、MP3PROデータをエンコード可能なソフトと
再生にもMP3PROの再生可能なデコードソフトが必要になるのは言うまでもありません。
以上がMP3についてでした。